2019年6月5日、バレエと音楽の公演『レーピン&ザハーロワ パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』を観てきました。
※ 公演概要、出演者、プログラム等は記事の下部にまとめていますのでご入用の方はご覧ください。
バレエ界の大スター、スヴェトラーナ・ザハーロワが大阪のシンフォニーホールで踊る!?
本当に!?
同じ名前の別の人じゃないよね!?(笑)
いやそんなことないでしょうけれども、それぐらいびっくりするような公演でした。
なぜならザハーロワは本当に大スターで、ボリショイ劇場改装後のこけら落とし公演(プーチン大統領とかが見に来るやつ)で白鳥の湖の主役を踊ったほどのダンサーです。
DVDもたくさん出ています。
公演は、ザハーロワが出る回から売り切れていきます。
そんな大スターです。
シンフォニーホールは大阪では有名なコンサートホールではありますが、バレエ公演向けの劇場ではないし、規模も小さめです。
そこにバレエ界の大スターが来る、しかも大阪に来るとか、本当に信じられない思いでした。
といいつつ、仕事がどうなるかもわからなかったのでチケットは取っておらず、公演のことも忘れていたのですが……。
当日、主催のAMATIのTwitterで思い出し、シンフォニーホールに電話してみると当日券はあるとのことで行ってみました😊
夫君のヴァイオリニスト、レーピンとのコラボ公演ということで、
演奏のみ
↓
バレエ(1演目だけを除き、レーピンとアンサンブルの生演奏)
↓
演奏のみ……
と、交互に行われるものでした。
舞台装置はなしで、照明効果のみです。
まず、音楽の素晴らしさにびっくりしました!
実は……多くのバレエ公演の生演奏は、残念ながら「ひどい出来」という他ないものも珍しくありません。
海外の劇場専属のオーケストラであれば素晴らしい演奏もありますが、日本で用意する場合は「音が出れば上等」ぐらいの覚悟で聴かないといけない場合もあります。
(音が出ない場合すらあります(笑))
プロの演奏家がそんな演奏をするの!?と最初はびっくりしましたし、友達に愚痴っても同じ反応でびっくりされます。
(本当かどうか知りませんが、クラシック音楽業界の人はバレエ音楽はバカにして練習なんてしないのだとか……?)
難しいと言われる管楽器だけではなく、今まで観た公演では、ヴァイオリンが間違えたこともありました……。
ところが、今回は素晴らしかったです。
半分は演奏のみのコンサート、しかもレーピンを迎えてのことですから当然かもしれませんが、それにしても素晴らしかったです。
私はほぼバレエ音楽しかわからないので💦知らない曲もあったのですが、演奏がばらばらにではなく曲としてひとかたまりに響いて……圧倒されるような経験でした。
知らない曲でも退屈じゃないんですもの。
こういった体験が生演奏を聴きに行く醍醐味というのでしょうか……!
大阪の平日公演はバレエだと集客が厳しいことも多いようですが、さすがはザハーロワ、当日券はあるとはいえほぼほぼ席は埋まっていました。
でもシンフォニーホールは基本コンサート会場なので、指揮者の顔が見える席、すなわち舞台の後ろにも席があるのですが、そこもお客さんがいました。
演奏は問題ないとしても、バレエ公演でもあるのにいいのかな!?と思いましたが、SNSを見ていると奏者のファンの方はやはり奏者に近い席を楽しまれているのですね〜!
なおザハーロワはじめ出演者、はちゃんと後ろにもレヴェランス(演目が終わった後のお辞儀、挨拶)もしてくれていましたよ😊
演奏よし、ダンサーよし、客席の雰囲気もよし、と、素晴らしい公演でした!
私の買えた席も15列目の右端ではありましたが、オーケストラ・ピットもないので結構舞台から近いですし、音は近いところよりよかったと思います。
以前、シンフォニーホールのコンサートで最前列に座ったら、やはり頭上を音が抜けていく感じがありました。今回ぐらいの席が音楽を聴くにはやはりいいですね。
そういえばまだ記事にはしていないのですが、少し前に見に行ったマニュエル・ルグリのスターズ・イン・ブルーも似た形式でした。
運営コストは通常の公演に比べてかからなさそうだし、地方も回りやすいのかも?
※ 公演概要、出演者、プログラム等は記事の下部にまとめていますのでご入用の方はご覧ください。
奇跡のような公演
バレエ界の大スター、スヴェトラーナ・ザハーロワが大阪のシンフォニーホールで踊る!?
本当に!?
同じ名前の別の人じゃないよね!?(笑)
いやそんなことないでしょうけれども、それぐらいびっくりするような公演でした。
なぜならザハーロワは本当に大スターで、ボリショイ劇場改装後のこけら落とし公演(プーチン大統領とかが見に来るやつ)で白鳥の湖の主役を踊ったほどのダンサーです。
DVDもたくさん出ています。
公演は、ザハーロワが出る回から売り切れていきます。
そんな大スターです。
シンフォニーホールは大阪では有名なコンサートホールではありますが、バレエ公演向けの劇場ではないし、規模も小さめです。
そこにバレエ界の大スターが来る、しかも大阪に来るとか、本当に信じられない思いでした。
といいつつ、仕事がどうなるかもわからなかったのでチケットは取っておらず、公演のことも忘れていたのですが……。
当日、主催のAMATIのTwitterで思い出し、シンフォニーホールに電話してみると当日券はあるとのことで行ってみました😊
演奏も最高でした
夫君のヴァイオリニスト、レーピンとのコラボ公演ということで、
演奏のみ
↓
バレエ(1演目だけを除き、レーピンとアンサンブルの生演奏)
↓
演奏のみ……
と、交互に行われるものでした。
舞台装置はなしで、照明効果のみです。
まず、音楽の素晴らしさにびっくりしました!
実は……多くのバレエ公演の生演奏は、残念ながら「ひどい出来」という他ないものも珍しくありません。
海外の劇場専属のオーケストラであれば素晴らしい演奏もありますが、日本で用意する場合は「音が出れば上等」ぐらいの覚悟で聴かないといけない場合もあります。
(音が出ない場合すらあります(笑))
プロの演奏家がそんな演奏をするの!?と最初はびっくりしましたし、友達に愚痴っても同じ反応でびっくりされます。
(本当かどうか知りませんが、クラシック音楽業界の人はバレエ音楽はバカにして練習なんてしないのだとか……?)
難しいと言われる管楽器だけではなく、今まで観た公演では、ヴァイオリンが間違えたこともありました……。
ところが、今回は素晴らしかったです。
半分は演奏のみのコンサート、しかもレーピンを迎えてのことですから当然かもしれませんが、それにしても素晴らしかったです。
私はほぼバレエ音楽しかわからないので💦知らない曲もあったのですが、演奏がばらばらにではなく曲としてひとかたまりに響いて……圧倒されるような経験でした。
知らない曲でも退屈じゃないんですもの。
こういった体験が生演奏を聴きに行く醍醐味というのでしょうか……!
素晴らしかったです。
生のザハーロワを見るのは10年以上ぶり(新国立劇場のゲストで、ウヴァーロフと来ていました)ですが、もう脚を見ているだけで涙が出そうです!
まずはライモンダのアダージョで登場です。
キラキラしたチュチュ、何もかも正確で(若いころのザハーロワは正確すぎてつまらないと思ったこともあるのですが、今のザハーロワは正確すぎるところが素晴らしいと感じます。それがどう変わったからそうなったのか、素人の身では説明できないですが……)、やはり私は古典好きなこともあって、素晴らしいひと時でした。
コンテンポラリー演目も、私は基本的には苦手なのですが💦とにかくザハーロワの脚を見ているだけでもありがたく……退屈することなく鑑賞できました!
瀕死の白鳥も、ザハーロワが白鳥の衣装で目の前にいるということがもうすでにありがたすぎです☺
最期を迎える前にあまりバサバサしない、静かな白鳥でしたが綺麗でした~!
最期の演目では冒頭にちょっと面白い仕掛けがありましたが、まだ6月8日(土)に東京公演もありネタバレになってはいけないので、後に追記しますね。
ザハーロワももちろん最高です
そして、目当てのザハーロワの素晴らしさは言うに及びません!生のザハーロワを見るのは10年以上ぶり(新国立劇場のゲストで、ウヴァーロフと来ていました)ですが、もう脚を見ているだけで涙が出そうです!
まずはライモンダのアダージョで登場です。
キラキラしたチュチュ、何もかも正確で(若いころのザハーロワは正確すぎてつまらないと思ったこともあるのですが、今のザハーロワは正確すぎるところが素晴らしいと感じます。それがどう変わったからそうなったのか、素人の身では説明できないですが……)、やはり私は古典好きなこともあって、素晴らしいひと時でした。
コンテンポラリー演目も、私は基本的には苦手なのですが💦とにかくザハーロワの脚を見ているだけでもありがたく……退屈することなく鑑賞できました!
瀕死の白鳥も、ザハーロワが白鳥の衣装で目の前にいるということがもうすでにありがたすぎです☺
最期を迎える前にあまりバサバサしない、静かな白鳥でしたが綺麗でした~!
最期の演目では冒頭にちょっと面白い仕掛けがありましたが、まだ6月8日(土)に東京公演もありネタバレになってはいけないので、後に追記しますね。
二人の男性の求愛?を手玉に取りながら、最後にはヴァイオリニストのところに行く、という内容で、もちろんヴァイオリニストは実際の夫君のレーピンです😉
みんなで笑いながら楽しく観られました😊
休憩なしで75分ほど(カーテンコールが5分ほど)の短い公演でしたが、とても充実していました。
全ての演目にザハーロワが出てくれたのも嬉しいですね。
休憩なしで75分ほど(カーテンコールが5分ほど)の短い公演でしたが、とても充実していました。
全ての演目にザハーロワが出てくれたのも嬉しいですね。
カーテンコール(カーテンないけど)は総立ちで拍手とブラボーの嵐でした!
私もブラボーかけたぐらいです(笑)
(少ないと恥ずかしくてかけられないんですが💦個々のが目立たないぐらいあちこちからブラボーかかりまくりでした!)
大阪の平日公演はバレエだと集客が厳しいことも多いようですが、さすがはザハーロワ、当日券はあるとはいえほぼほぼ席は埋まっていました。
でもシンフォニーホールは基本コンサート会場なので、指揮者の顔が見える席、すなわち舞台の後ろにも席があるのですが、そこもお客さんがいました。
演奏は問題ないとしても、バレエ公演でもあるのにいいのかな!?と思いましたが、SNSを見ていると奏者のファンの方はやはり奏者に近い席を楽しまれているのですね〜!
なおザハーロワはじめ出演者、はちゃんと後ろにもレヴェランス(演目が終わった後のお辞儀、挨拶)もしてくれていましたよ😊
演奏よし、ダンサーよし、客席の雰囲気もよし、と、素晴らしい公演でした!
私の買えた席も15列目の右端ではありましたが、オーケストラ・ピットもないので結構舞台から近いですし、音は近いところよりよかったと思います。
以前、シンフォニーホールのコンサートで最前列に座ったら、やはり頭上を音が抜けていく感じがありました。今回ぐらいの席が音楽を聴くにはやはりいいですね。
ちなみに、プログラムも二つ折りではありますが割ときちんとしたものをくれました。
バレエだと、無料なのはコピー一枚だけで、もっと情報が欲しければ2,000円出して有料プログラム冊子を買うというパターンが多いので、良心的だなと思いました。
情報量的には出演者と演目だけなので、コピーのものと変わらないかもですが💦
しかし本当に、なんで大阪に来てくれたんだろう……いや、嬉しいのですが、信じられないような気持ちです(いい意味で)。
しかし本当に、なんで大阪に来てくれたんだろう……いや、嬉しいのですが、信じられないような気持ちです(いい意味で)。
そういえばまだ記事にはしていないのですが、少し前に見に行ったマニュエル・ルグリのスターズ・イン・ブルーも似た形式でした。
運営コストは通常の公演に比べてかからなさそうだし、地方も回りやすいのかも?
これから流行るかもしれませんね!
思ったより素晴らしい公演で、本当に行ってよかったです😊
思ったより素晴らしい公演で、本当に行ってよかったです😊
概要
- 【公演名】レーピン&ザハーロワ パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers(Trans-Siberian Art Festival)
- 【観劇日】2019年6月5日(水)
- 【開演時間】19:00開演(18:00開場)、20:20終演(休憩時間なし)
- 【会場】ザ・シンフォニーホール(大阪 福島)
- 【座席・チケット料金】SS席 O37 ¥16,200- (18:00より販売の当日券)
出演者
- スヴェトラーナ・ザハーロワ <ボリショイ劇場バレエ プリンシパル>
- ワディム・レーピン(ヴァイオリン)
- ミハイル・ロブーヒン <ボリショイ劇場バレエ プリンシパル>
- デニス・サーヴィン <ボリショイ劇場バレエ リーディング・ソリスト>
- ジャコポ・ティッシ <ボリショイ劇場バレエ リーディング・ソリスト>
- ドミトリー・ザクレビン <元ボリショイ劇場バレエ>
- 南 紫音(ヴァイオリン)
- フェスティバル・アンサンブル(弦楽オーケストラ)
プログラム
- 【演奏】「ヴェネツィアの謝肉祭」による変奏曲(パガニーニ作曲)
- 【バレエ】バレエ『ライモンダ』よりグラン・アダージョ
ザハーロワ、ロブーヒン - 【演奏】序奏とロンド・カプリチオーソ(サン=サーンス作曲)
- 【バレエ】『ヘンデル・プロジェクト』(ヘンデル作曲、マウロ・ビゴンゼッティ振付)
ザハーロワ、サーヴィン ※録音音源 - 【演奏】2つのヴァイオリンとオーケストラのためのディヴェルティメント(フロロフ作曲)
- 【バレエ】『カラヴァッジオ』(モンテヴェルティ/モレッティ作曲、マウロ・ビゴンゼッティ振付) ザハーロワ、ティッシ
- 【演奏】ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ作曲)
- 【バレエ】『瀕死の白鳥』(サン=サーンス作曲、フォーキン振付)
ザハーロワ - 【演奏】タイスの瞑想曲(マスネ作曲)
- 【バレエ】『レ・リュタン』より(バッツィーニ作曲、ヨハン・コボー振付)
ザハーロワ、ロブーヒン、ザクレビン
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