盆正月の海外背伸びラグジュアリー・会社員夫婦のふつうの旅行

ふつうの会社員夫婦ですが盆正月はちょっとだけラグジュアリーに海外旅行を楽しむのが趣味。ドバイ、アイスランド、フィンランド、ギリシャ・サントリーニ&アテネ、マレーシア・ランカウィ島などの旅行記です。

カテゴリ: バレエ

2019年6月5日、バレエと音楽の公演『レーピン&ザハーロワ パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』を観てきました。
IMG_20190605_183901_1


※ 公演概要、出演者、プログラム等は記事の下部にまとめていますのでご入用の方はご覧ください。


奇跡のような公演


バレエ界の大スター、スヴェトラーナ・ザハーロワが大阪のシンフォニーホールで踊る!?
本当に!?
同じ名前の別の人じゃないよね!?(笑)

いやそんなことないでしょうけれども、それぐらいびっくりするような公演でした。

なぜならザハーロワは本当に大スターで、ボリショイ劇場改装後のこけら落とし公演(プーチン大統領とかが見に来るやつ)で白鳥の湖の主役を踊ったほどのダンサーです。
DVDもたくさん出ています。
公演は、ザハーロワが出る回から売り切れていきます。
そんな大スターです。


シンフォニーホールは大阪では有名なコンサートホールではありますが、バレエ公演向けの劇場ではないし、規模も小さめです。
そこにバレエ界の大スターが来る、しかも大阪に来るとか、本当に信じられない思いでした。


といいつつ、仕事がどうなるかもわからなかったのでチケットは取っておらず、公演のことも忘れていたのですが……。
当日、主催のAMATIのTwitterで思い出し、シンフォニーホールに電話してみると当日券はあるとのことで行ってみました😊
IMG_20190605_184945_1

演奏も最高でした


夫君のヴァイオリニスト、レーピンとのコラボ公演ということで、
演奏のみ

バレエ(1演目だけを除き、レーピンとアンサンブルの生演奏)

演奏のみ……
と、交互に行われるものでした。
舞台装置はなしで、照明効果のみです。


まず、音楽の素晴らしさにびっくりしました!

実は……多くのバレエ公演の生演奏は、残念ながら「ひどい出来」という他ないものも珍しくありません。
海外の劇場専属のオーケストラであれば素晴らしい演奏もありますが、日本で用意する場合は「音が出れば上等」ぐらいの覚悟で聴かないといけない場合もあります。
(音が出ない場合すらあります(笑))

プロの演奏家がそんな演奏をするの!?と最初はびっくりしましたし、友達に愚痴っても同じ反応でびっくりされます。
(本当かどうか知りませんが、クラシック音楽業界の人はバレエ音楽はバカにして練習なんてしないのだとか……?)
難しいと言われる管楽器だけではなく、今まで観た公演では、ヴァイオリンが間違えたこともありました……。

ところが、今回は素晴らしかったです。
半分は演奏のみのコンサート、しかもレーピンを迎えてのことですから当然かもしれませんが、それにしても素晴らしかったです。
私はほぼバレエ音楽しかわからないので💦知らない曲もあったのですが、演奏がばらばらにではなく曲としてひとかたまりに響いて……圧倒されるような経験でした。
知らない曲でも退屈じゃないんですもの。

こういった体験が生演奏を聴きに行く醍醐味というのでしょうか……!
素晴らしかったです。

ザハーロワももちろん最高です

そして、目当てのザハーロワの素晴らしさは言うに及びません!
生のザハーロワを見るのは10年以上ぶり(新国立劇場のゲストで、ウヴァーロフと来ていました)ですが、もう脚を見ているだけで涙が出そうです!

まずはライモンダのアダージョで登場です。
キラキラしたチュチュ、何もかも正確で(若いころのザハーロワは正確すぎてつまらないと思ったこともあるのですが、今のザハーロワは正確すぎるところが素晴らしいと感じます。それがどう変わったからそうなったのか、素人の身では説明できないですが……)、やはり私は古典好きなこともあって、素晴らしいひと時でした。


コンテンポラリー演目も、私は基本的には苦手なのですが💦とにかくザハーロワの脚を見ているだけでもありがたく……退屈することなく鑑賞できました!


瀕死の白鳥も、ザハーロワが白鳥の衣装で目の前にいるということがもうすでにありがたすぎです☺
最期を迎える前にあまりバサバサしない、静かな白鳥でしたが綺麗でした~!


最期の演目では冒頭にちょっと面白い仕掛けがありましたが、まだ6月8日(土)に東京公演もありネタバレになってはいけないので、後に追記しますね。

二人の男性の求愛?を手玉に取りながら、最後にはヴァイオリニストのところに行く、という内容で、もちろんヴァイオリニストは実際の夫君のレーピンです😉
みんなで笑いながら楽しく観られました😊


休憩なしで75分ほど(カーテンコールが5分ほど)の短い公演でしたが、とても充実していました。
全ての演目にザハーロワが出てくれたのも嬉しいですね。

カーテンコール(カーテンないけど)は総立ちで拍手とブラボーの嵐でした!
私もブラボーかけたぐらいです(笑)
(少ないと恥ずかしくてかけられないんですが💦個々のが目立たないぐらいあちこちからブラボーかかりまくりでした!)

大阪の平日公演はバレエだと集客が厳しいことも多いようですが、さすがはザハーロワ、当日券はあるとはいえほぼほぼ席は埋まっていました。
でもシンフォニーホールは基本コンサート会場なので、指揮者の顔が見える席、すなわち舞台の後ろにも席があるのですが、そこもお客さんがいました。
演奏は問題ないとしても、バレエ公演でもあるのにいいのかな!?と思いましたが、SNSを見ていると奏者のファンの方はやはり奏者に近い席を楽しまれているのですね〜!

なおザハーロワはじめ出演者、はちゃんと後ろにもレヴェランス(演目が終わった後のお辞儀、挨拶)もしてくれていましたよ😊


演奏よし、ダンサーよし、客席の雰囲気もよし、と、素晴らしい公演でした!
私の買えた席も15列目の右端ではありましたが、オーケストラ・ピットもないので結構舞台から近いですし、音は近いところよりよかったと思います。
以前、シンフォニーホールのコンサートで最前列に座ったら、やはり頭上を音が抜けていく感じがありました。今回ぐらいの席が音楽を聴くにはやはりいいですね。

ちなみに、プログラムも二つ折りではありますが割ときちんとしたものをくれました。
バレエだと、無料なのはコピー一枚だけで、もっと情報が欲しければ2,000円出して有料プログラム冊子を買うというパターンが多いので、良心的だなと思いました。
情報量的には出演者と演目だけなので、コピーのものと変わらないかもですが💦


しかし本当に、なんで大阪に来てくれたんだろう……いや、嬉しいのですが、信じられないような気持ちです(いい意味で)。

そういえばまだ記事にはしていないのですが、少し前に見に行ったマニュエル・ルグリのスターズ・イン・ブルーも似た形式でした。
運営コストは通常の公演に比べてかからなさそうだし、地方も回りやすいのかも?
これから流行るかもしれませんね!


思ったより素晴らしい公演で、本当に行ってよかったです😊

概要

  • 【公演名】レーピン&ザハーロワ パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers(Trans-Siberian Art Festival)
  • 【観劇日】2019年6月5日(水)
  • 【開演時間】19:00開演(18:00開場)、20:20終演(休憩時間なし)
  • 【会場】ザ・シンフォニーホール(大阪 福島)
  • 【座席・チケット料金】SS席 O37 ¥16,200- (18:00より販売の当日券)

出演者

  • スヴェトラーナ・ザハーロワ <ボリショイ劇場バレエ プリンシパル>
  • ワディム・レーピン(ヴァイオリン)
  • ミハイル・ロブーヒン <ボリショイ劇場バレエ プリンシパル>
  • デニス・サーヴィン <ボリショイ劇場バレエ リーディング・ソリスト>
  • ジャコポ・ティッシ <ボリショイ劇場バレエ リーディング・ソリスト>
  • ドミトリー・ザクレビン <元ボリショイ劇場バレエ>
  • 南 紫音(ヴァイオリン)
  • フェスティバル・アンサンブル(弦楽オーケストラ)

プログラム

  • 【演奏】「ヴェネツィアの謝肉祭」による変奏曲(パガニーニ作曲)
  • 【バレエ】バレエ『ライモンダ』よりグラン・アダージョ
    ザハーロワ、ロブーヒン
  • 【演奏】序奏とロンド・カプリチオーソ(サン=サーンス作曲)
  • 【バレエ】『ヘンデル・プロジェクト』(ヘンデル作曲、マウロ・ビゴンゼッティ振付)
    ザハーロワ、サーヴィン ※録音音源
  • 【演奏】2つのヴァイオリンとオーケストラのためのディヴェルティメント(フロロフ作曲)
  • 【バレエ】『カラヴァッジオ』(モンテヴェルティ/モレッティ作曲、マウロ・ビゴンゼッティ振付)
  • ザハーロワ、ティッシ
  • 【演奏】ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ作曲)
  • 【バレエ】『瀕死の白鳥』(サン=サーンス作曲、フォーキン振付)
    ザハーロワ
  • 【演奏】タイスの瞑想曲(マスネ作曲)
  • 【バレエ】『レ・リュタン』より(バッツィーニ作曲、ヨハン・コボー振付)
    ザハーロワ、ロブーヒン、ザクレビン

↓ランキングに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします~




↓更新通知がLINEに届きます。私個人にLINEアカウントがわかることはありません&解除も自由にできますのでお気軽に登録してみてください~


2015年のゴールデンウイーク、3泊5日モスクワ旅行記です。

最初の記事


バレエ「椿姫」(ノイマイヤー版)を鑑賞し、幕間には劇場内を見て回りました。


幕間のボリショイ劇場

幕が降りるとこんな感じです。
開演前は幕が降りていなかったので、DVDや動画のカーテンコールで見ていた緞帳が見られて嬉しかったです💕
IMG_20150503_210742



緞帳と貴族席。
IMG_20150503_210733


メイン・ホワイエの大階段と展示

映画館で上映している「ボリショイ・イン・シネマ」でもよく映されるメイン・ホワイエの大階段の所にも行きました。
IMG_20150503_215818
最初どうやって行くのかわからず、新館の方に迷い込んだりしましたが💦偶然たどり着きました……。



ここもいつも映像で見ていたところに来られてすごく嬉しかったです。
しかし装飾! 装飾! 装飾!
ゴテゴテしてはいますが、でも可愛いですよね……!
IMG_20150503_220056



位置的には王様席の裏側になると思いますが、自分の席がそこより下の階の平土間なので迷ってしまったのかなと思います。
IMG_20150503_220121



周りの小部屋「珊瑚の間」では、ボリショイ劇場の歴史的な展示がありました。
IMG_20150503_220255




ウィンドウトリートメントの可愛いこと💖
IMG_20150503_220221




レースカーテンのレースもこんなに凝っています💕
IMG_20150503_220236
自宅にはなかなか取り入れられないデザインですが、目の保養になりました✨



モールディング(……と言ってしまっていいのかな?)も見事です!
IMG_20150503_220536




可愛すぎます💖
IMG_20150503_220555



豪華ですよね〜。
どこも可愛くて、全部写真を撮りたかったぐらいです。
IMG_20150503_220731




公演後

平土間から入り口へ抜ける出入り口の像です。
IMG_20150503_231747




焼失後の建て直しが1856年竣工だそうです。
IMG_20150503_231822




ロビーはこんな感じです。
流れている映像は前日逝去したマイヤ・プリセツカヤを偲んで、『カルメン組曲』でした。
IMG_20150503_232147



ボリショイ劇場(バレエ公演)での服装

実際どうだったか


マチネ(昼間の公演)でモダンバレエだったこともあると思いますが、周りの観客のみなさんもそこまでドレスアップしているわけではありませんでした。



「昔はそりゃみんな正装で来てましたけど、今はそんなに厳しくないですよ、まあ短パンとかはだめですけど……」

的なことが書いてありますしね😊
(ただこれだいぶ歯切れは悪いですが、本当は着飾ってほしいけど……まあ今は時代が時代だし……無理しなくてもいいよ……的にも見えますが(笑))


スマートカジュアルまでも行かなくて大丈夫なんじゃないでしょうか。
(もちろん大統領が来るようなガラ公演は別として)


……って、スマートカジュアルぐらいが一番難しいですよね、服装の判断って💦


我々は、

  • 私(女性)
    →花柄のジャージーワンピースにパンプス(外は肌寒いのでこれにレディースのライダースジャケットを羽織っていました)

  • →チノパン、Tシャツの上に長袖シャツ、スニーカー
という出で立ちでしたが、特に浮きませんでしたよ。


ボリショイ劇場公式サイトでは

さきほど簡単にご紹介しましたが、公式サイトではこう書いてあります。
(これ5年前から変わってないです(笑))

観劇はかつて、すべての年齢層にとって晴れの式典でした。
婦人は持っている中で最高のイブニング・ドレスを着て、その連れの紳士はタキシードが必須だったのです。

現代では、ボリショイ劇場を訪れる方に厳格なドレスコードが課されることはありません。
忙しいモスクワでの生活の中ではたいてい、劇場に行くために着替えることなく就業後に観劇することになるのです。そうするとかなり民主的な服装となることでしょう。

しかし、極端にとらないでください。
・男性のショートパンツは入場禁止となります。
・女性は、我々から見てきちんとした格好をすべきです。
隣には正式なイブニング・ドレスをした観客が座るかもしれないということを、常に念頭に置いてください。



と、前述のとおり、
「本当の本当はみんなきちんとした格好で来てほしいけど、時代に合わないしそこまでじゃなくてもいいよ……でも短パンは許さないよ!?

という感じでしょうか。

基本、仕事で来客に合う(これまた範囲が広いですが……)ぐらいの格好なら全然大丈夫だと思います。


どうも、劇場というものは(ボリショイ劇場は歴史もあるから当然かもしれませんが)観客に綺麗な格好で来てほしいという欲望は、基本的に持っているものかもしれませんね。


少し前、日本のファッション雑誌が「観劇コーディネート」としてあげたものがなんとイブニング・ドレスとタキシードで(日本の劇場では関係者でもなければ確実に浮きます! いや関係者でも浮くかも! 大臣や大使が鑑賞に来ているのを見たことがありますが、それでもスーツです)びっくりしたのですが……。

さらに驚いたのが、それを無批判に日本の劇場(国立)がSNSで拡散していたことです。
まだ民間の劇場ならわからなくもないですが……。


でも、それが本音なのかな〜。
着飾ったお金持ちだけ来てほしいのかな。って、どうしても思ってしまって💦


でも実際はそこまでじゃないですし、お客様である我々が(節度は必要ですが)劇場の欲望につきあう必要もないので、ほどほどでいいと思います。


そのほどほどの我々なりの解釈が、先に述べたような格好でした。


(しかしドレスコードは迷うものですね……我々も今夏(2019年)ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスにバレエ観劇に行くのですが、地球の歩き方に「華やかな(中略)イブニングドレスに身を包み……」などとあってちょっとビビってます(笑)
バレエだから大丈夫だと思いますが……)


さて観劇後は、劇場ショップでお土産ものを買って一旦ホテルに戻り、FSB(元KGB)横のジェーツキー・ミールに行ってみました。

ここまで読んでくださってありがとうございます!
次回もよろしくお願いします😉



↓ランキングに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします~




↓更新通知がLINEに届きます。私個人にLINEアカウントがわかることはありません&解除も自由にできますのでお気軽に登録してみてください~




2015年のゴールデンウイーク、3泊5日モスクワ旅行記です。

最初の記事


モスクワ2日目、いよいよ憧れのボリショイ劇場にバレエ観劇のため入場しました!
IMG_20150503_191729



チケット


我々は事前に日本で、ボリショイ劇場公式サイトからチケットは予約しておきました。

自宅でバウチャーを印刷して、そのまま入り口で見せればOKでした。
(2015年の情報です)


客席へ

ボリショイ劇場、一度行っただけでは構造を把握できませんでした(笑)

席へは案内もありますし、スムーズに行けたのですが、有名な大階段のあるスペースになかなかたどり着けませんでした。

幕間(まくあい)には行くことができたのですが、今思い出してもどうやって行ったのかわかりません(笑)



ちゃんとエレベーターもありますよ。
IMG_20150503_192611




廊下もかっこいいです💖
IMG_20150503_194059




我々はこのパルテール、平土間のオーケストラ・ピットから数列目の席を取りました。
私はバレエは前の方の席が好きですね〜。
IMG_20150503_194254
本当は10数列目の真ん中の席が良席といいますが、私は目が悪いこともありますし、前の方が臨場感を感じて好きですね😊


ボリショイ劇場 劇場内の様子

後ろには王様席がありますよ。
IMG_20150503_194535




有名なボリショイ劇場の大シャンデリア✨
IMG_20150503_194528
このシャンデリアはバレエDVDなんかでも象徴的に映されることがあり、この目で見られて嬉しかったです。



なんと、座席は備え付けではなく木の椅子を並べてあります!
IMG_20150503_194448
座席ナンバーは刻印されているので、ちゃんと並べるの大変ですよね……。



貴族席です。
IMG_20150503_194559



舞台上にはセットが並べられています。
(公演中でなければ撮影OKです)
IMG_20150503_194642




反対側の貴族席。
IMG_20150503_194745



演目はノイマイヤー版『椿姫』

最初にごめんなさいしておかないといけないのですが💦

私はそこそこバレエファンではあるのですが、あまり高尚な……というかしっかりしたというか……真面目なバレエファンではなく💦

「お姫様綺麗✨」
「王子様かっこいい✨」
「群舞素敵✨」

というミーハータイプで、白鳥の湖のような古典中心か、モダンでもコスチュームプレイのお話のはっきりした作品を中心に鑑賞するタイプです。
(多分、バレエ鑑賞者の中では最下層の人種です(笑))


で、このノイマイヤー版椿姫も日本でも見たことがあるのですが、あまりピンとこないというか💦
(しかも好きなバレリーナで見たというのに……)

このときはクリミア半島危機の影響もあって、万が一ロシアに渡航できない状態になったりする前に、

とにかくボリショイ劇場でバレエが見たい!
GWで行けそうな日程で上演しているのはこれだけ!

ということで選んだので💦
正直内容についてはあまり覚えていないし感動も薄く……ちょっと申し訳ない感じです。


内容的には、高級娼婦のマルグリットと上流階級のアルマンの恋が悲劇に終わるというものなのでわかりやすく、衣裳も豪華なので、古典作品でなくても私の好みには合致するはずなのですが……ちょっと私には難しいのかもしれません😅


そんな訳で、上演中はあまり感動もなくスーッと観てしまいました💦
いや本当になんだか申し訳ない話です。



なお始まる前には、前日逝去した元ボリショイ劇場のバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤへの黙祷がありました。
→その時の様子はこちら




ここまで読んでくださってありがとうございます!
次回は、幕間に行ったメイン・ホワイエの大階段や、ドレスコードについてご紹介したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!



↓ランキングに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします~




↓更新通知がLINEに届きます。私個人にLINEアカウントがわかることはありません&解除も自由にできますのでお気軽に登録してみてください~




本日5月2日は、伝説のバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤの命日です。
(2015年没)

ブログの時系列的には少し前後しますが、実はこの時の旅のモスクワ到着日がマイヤ・プリセツカヤが亡くなった5月2日、ボリショイ劇場にバレエ公演(椿姫)を見に行ったのが翌日の5月3日でした。
(プリセツカヤが亡くなったのはドイツでなのですが)

その追悼の様子など、観光客が見知った範囲でですがご紹介したいと思います。

モスクワ旅行の最初の記事はこちら


マイヤ・プリセツカヤ


ソ連時代に名をはせたボリショイ劇場バレエの伝説バレリーナで、89歳で亡くなるまで引退せず現役ダンサー活動を続けていたダンサーです。
IMG_20150504_025333

最近は日本で『ユーリ!!! on ICE』というフィギュア・スケートのアニメのキャラのモデルにもなっていましたね。
(プリセツキー(プリセツカヤの男性形)というスケート選手や、名前は違いますが容姿から明らかにモデルになっていると思われるバラノフスカヤという元ボリショイ劇場バレエダンサーが出てきます)


バレエ以外にもその美貌からモデルなどでも活躍されたそうですが、ソ連時代にスターリンの政策で家族や親戚が処刑されたり労働キャンプに連れ去られたり、またユダヤ系なので差別もあり、大変苦労(とひとまとめに言うのも何ですが……)された方です。

それでもソ連邦人民芸術家の称号を得、世界的に有名なバレエ・ダンサーです。


ちなみに私は70歳代の頃に一度日本公演で観たことがあります。
(牧神の午後のニンフ役)



逝去翌日のボリショイ劇場での黙祷


我々は5月3日に『椿姫』(ノイマイヤー版)を観劇に行きました。


まず、入り口付近にすでに報道陣が詰め、映像を撮ったり観客を捕まえてインタビューしたりしていました。

ロビー備え付けのテレビではマイヤ・プリセツカヤの映像が繰り返し流されていました。



ホールに入ると、オーケストラ・ピットの前に舞台をふさぐようにカメラが集まっています。

ボリショイ劇場自体初めて(映像ではもちろん何度も見ていますが)だったのですが、きっとマイヤ・プリセツカヤ逝去関連で中継に来たのだなとはわかりました。
(逝去のニュースは知っていたし、もし公演の録画であれば後方から撮るはずなので)
IMG_20150503_200203
これは自分の席から撮ったものです。
(ボリショイ劇場は、公演中でなければ撮影はOKです)


両端にもたくさんのカメラが。
IMG_20150503_200211


バレエの幕が上がる前に放送があり、オールロシア語でしたが、状況とプリセツカヤの名前が出たことから、黙祷の呼びかけだなと分かりました。

その後全員起立し、黙祷を捧げました。

その様子をずらりと並んだカメラが一斉に撮影し、黙祷が済むとサッと片付けて退場。
ものすごく素早かったです。


その後バレエの幕があがったのでした。


その時の様子がyoutubeに上がっていました。

(絶妙に我々は写っていませんでした💦)


近くから日本語が聞こえて「戦没者の慰霊かなあ?」みたいな感じだったのでツッコみたかったですが💦時間もなかったのでやめておきました。
(でも確かにロシア語だけだと普通は分からないですよねえ……?)



ボリショイ劇場前で献花


ボリショイ劇場の入り口の左側の方で、献花スペースができていました。
(これは5月4日に撮ったので、3日にあったかどうかは不明)
IMG_20150504_025333


たくさんのお花が供えられていました。
我々はお花は持っていきませんでしたが、そっと手を合わせて冥福をお祈りしたのでした。




↓ランキングに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします~




↓更新通知がLINEに届きます。
私個人にLINEアカウントがわかることはありません&解除も自由にできますのでお気軽に登録してみてください~


先日休暇も確定していないのに3公演900ポンド分のチケットを取ってしまった、ボリショイバレエ・ロンドン公演の「スパルタクス」。

そんなに価値があるバレエなの?と思うと思いますが(特に一緒に行く夫が(笑))、私は既に2回も、これを見に行くために渡米しています!
渡英は今夏が初めてなんですけどね。

もちろん好みもあると思いますが、私はバレエの中でスパルタクスが一番好きです。
もし機会があればぜひ生で見ていただきたいバレエです。
DSCF0028
そんな渡米を含んだスパルタクス公演鑑賞の思い出を少し書いていきたいと思います。

2004年4月13日(火)テキサス バレエ・アーリントン「スパルタクス」


いきなりボリショイ・バレエじゃないですが、同じバージョンの上演です。
(スパルタクスもいろんな振り付けがあり、私が好きなのはグリゴローヴィチ版です)
こちらは元ボリショイ・バレエのスターで2019年現在ボリショイ・バレエのバレエ教師、アレクサンドル・ヴェトロフが芸術監督兼ダンサーをしていたバレエ団です。

アメリカのテキサス、ダラス近郊のアーリントンという都市にあり、公演はこれまた近郊のフォートワースで行われました。

私はヴェトロフの出演DVDでバレエにハマったほどで、海外に行くようになったのもヴェトロフがいるこのバレエ団に行くためだったんです(笑)

また、私がバレエにハマった2002年には、なんと同じタイミングでボリショイ・バレエがスパルタクスの来日公演をしていました。
でもハマりたてでそんな情報も知らず……後で知ってめちゃめちゃ悔しかったです💦

そんな訳で、恐ろしいことに職場はものすごい繁忙期だったのですが周りを拝み倒して有給取って行ってきました。

フォートワースのベイス・ホールで20:00開演。
ここは目の前にホテルがあるので安心でした。
この頃まだ独身だったので一人旅でしたしね。

小さいバレエ団ということもあり抜粋版でしたが、夢にまで見たサーシャ様(ヴェトロフの愛称💦)のクラッススが観られてただただ感動でした。

料金は28ドルのはずだったんですが、何故か窓口で無料だと言われて本当にタダで観てしまいました。
未だになぜだったのか、謎です🤔


しかしいつか記事にしたいですが、この頃のテキサス行きは本当に苦労しました💦
大手旅行会社には「個人で行くところじゃないですからね」と笑われ、インターネットはもう使えましたがまだまだ個人手配は主流ではなく、英語も今よりもできなかったので本当に大変でしたね……。

2005年6月20日(月)広島 バレエ・ガラ・コンサート『ロシア・バレエのスターたち』「スパルタクス」

18:30開演
アステールプラザ 大ホール(広島)

アメリカに比べれば広島なんて近いものです(大阪在住)。
半休取って行きました。

これも抜粋だったのですが、現役のボリショイ・バレエのダンサーで観られてよかったです。

マリア・アラシュとマルク・ペレトーキン、もちろんエギナとクラッスス!
このとき最前列の席で、私はペレトーキンも好きなのですごくよかったです……。
ダンサーとしては最晩年でパも省略したりしていましたが、文句なしにかっこよかったです!

確か愛知万博との連動企画だったと思います。料金も5,000円と破格でしたよ。

2005年8月ロサンゼルス ボリショイ・バレエ「スパルタクス」全幕公演

↓会場の隣のショッピングモール、サウス・コースト・プラザにあった看板です。
DSCF0028

12日(金)ソワレ 20:00開演
13日(土)マチネ 14:00開演
13日(土)ソワレ 20:00開演
14日(日)マチネ 14:00開演
オレンジ・カウンティ・パフォーミング・アーツ・センター

お盆の時期にアメリカ公演なんて嬉しすぎでした💕
初めての全幕を4回たっぷり楽しみました!

クラッススはネポロージニーとヴォルチコフ。
優雅な貴族から勇猛な将軍に変わっていくネポロージニーもよかったし、ヴェトロフのような踊りのヴォルチコフもよかったです。

チケットはS席で1枚110ドル。今思えば安いですね〜!


そして、劇場の向かいのホテルをとったら……ボリショイ御一行様と同じホテルでした(笑)
DSCF0030B
中央のイーゼルに、当日の配役表などの連絡が貼ってありましたよ!
(ロシア語ですが、字だけは読めるので分かりました)

ホテルの中はダンサーだらけだし、向かいの部屋ではダンサーが宴会してるし(笑)、なかなか面白い経験でした😊

このときも独身で一人旅でしたが、今の夫も同じ時期にカリフォルニアに旅行に来ていたので、いろんなところに連れて行って貰ったりして楽しかったです😊



2012年1月〜2月東京・名古屋 ボリショイ・バレエ「スパルタクス」全幕公演

1月31日(火)
2月1日(水)
2月2日(木)
東京文化会館 すべてソワレ

2月5日(日)
愛知県芸術劇場 マチネ


待望の日本での全幕です。
2002年の公演が30年ぶりぐらいだったらしいので、今度も2030年ぐらいにならないとかからないのかなあと、ほとんどあきらめていたのですごく嬉しかったです💕

これも東京公演は平日なので、有給休暇4日とって行きましたよ〜!

スパルタクスはイワン・ワシーリエフとパーベル・ドミトリチェンコ。
クラッススはヴォルチコフとユーリー・バラノフでした。

文句なしに素晴らしく、特に初日の一幕が降りたときのどよめきは忘れられません。
一幕は自由への戦いを決意するスパルタクスで幕が降りるのですが、ハチャトゥリアンを見事に叩ききった(ここは叩くと言わせていただきたい!)オーケストラ、素晴らしい公演を見たという観客の感動が相まって、会場は日本と思えないほどの興奮に包まれました。

しかもその興奮が収まって休憩に席を立とうと振り返ったら、当時の芸術監督で元ボリショイ・バレエスターのセルゲイ・フィーリンが前方に座っていたお知り合いの席に駆け寄るところに遭遇し、めっちゃびっくりしました(笑)
(フィーリンもファンでしたので……😍)

チケットは東京は22,000円だったと思います。
初日はロシア大使や日本の外務大臣も来ていました。

なおこの後、芸術監督だったフィーリンはモスクワで襲撃され顔に硫酸をかけられ、視力が低下してしまいます。
スパルタクス役だったドミトリチェンコは襲撃を指示したとされ、有罪となりました……。




うーん、結構観てますね!
これ以外にも、ガラ公演でスパルタクスとフリーギアのアダージョも観ているはずです。

それてもまだまだ観たいと思わせるのがバレエ「スパルタクス」グリゴローヴィチ版です!
というわけでゲットしたロンドンのチケット、ちゃんと見に行けるよう調整がんばりま〜す!
(まだ休暇も航空券も取ってませ〜ん(笑))


↓ランキングに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします~




↓更新通知がLINEに届きます。私個人にLINEアカウントがわかることはありません&解除も自由にできますのでお気軽に登録してみてください~




↓参加トラコミュです。
にほんブログ村テーマ 海外旅行・海外出張総合へ
海外旅行・海外出張総合
海外旅行に関係すること
旅行情報局
旅行
観光&地域の情報
海外旅行記
海外ホテル
世界のホテル

↑このページのトップヘ