2019年8月、ロンドンに観劇に行った際の旅行記です。
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※ 公演概要、出演者、プログラム等は記事の下部にまとめていますのでご入用の方はご覧ください。
ボリショイ劇場バレエ・ロンドン公演「スパルタクス」 8月9日ソワレ
入場について
19:30開演なので、19:00の開場に間に合うよう入場しました。webで予約したチケットを家で印刷して持っていくだけでOKです。
ロイヤル・オペラ・ハウスは最初にセキュリティチェックがあって、それが済むと建物内に入れます。
ここではチケットを提示しないので、多分誰でもいつでも入れて、中のレストランなどを利用できるようでした。
入場時間になると、ホールの入り口の前でスキャンの装置を持ったスタッフにチケットを見せて入場するというシステムでした。
この形式、スタッフがたくさん必要になるので大変そうですが、観客側としては列もできないし楽でしたね😊
ドレスコード
バレエは観客が着飾って見る必要は全くありません。
しかしロイヤル・オペラ・ハウスはもちろん公式にはドレスコードは指定されていませんが、地球の歩き方に上流階級が着飾って見に来る云々と書いてあったため、ちょっとびびっていました(笑)。
まあオペラの場合の話だろうし、今回は海外のバレエ団の引越し公演だからフォーマル度もそんなでもないだろうと思っていました。
でも! 確かに!
バレエ公演にしてはフォーマル度高かったです。
本格イブニングドレスの人もいましたね〜!
私はいつもどおりワンピースにパンプスでした。
夫はTシャツにシャツを羽織って、綿のパンツに合わせました。この中ではかなりカジュアル目でしたが、Tシャツだけの男性もいたのでやはりそこまで気にしなくてもいいかも。
座席
席はこちらです。
(間違えてわざわざ後方席をとったやつです……)
しかしど真ん中で十分素晴らしい席です。
ちなみに3回とも全く同じ席から観ました😁
2回目の休憩時間には2階に上がってみました。
幕間にお酒や軽食が取れる劇場は多いですが、ここはこんなに豪華!
なおこちらではボリショイ・バレエ公演のグッズ販売もしていて、Tシャツやバッグなど、ほぼ日本公演でもおなじみの形式のお土産を売っていました😆
私も2点ほど購入しました😁
ボリショイ・イン・シネマで妖艶なエギナを演じたザハロワ、びっくりするぐらい美しいロヂキン、ボリショイを背負って立つスターになるであろうベリャコフとものすごい豪華メンバー!
幕が開いて、ベリャコフのクラッススのカッコいいこと!💖
容姿ももちろんですが、往年の名クラッススであるアレクサンドル・ヴェトロフが指導しているだけあって、踊っていると本当にヴェトロフが見えるようでした……!😊
とはいえ一幕はちょっと固かったかなという感じもしました。
空中で反ってCの字になる振付などが固くて、最近はこういう風に踊るのかな?とちょっと思いましたが、後半では思いっきり反っていたので……。
そういえば一幕はちょっとテンポ遅めでした。
バレエは基本的にテンポが遅い方が踊るのが大変なので(例えば脚を上げている時間が増えるわけですので)、ただでさえスパルタクスって踊るのしんどいと思うのに大変だなあと思いました💦
ちなみにオーケストラはトランペットが失敗気味でした💦
ボリショイ劇場管弦楽団、そんなに金管失敗しないのに珍しいですね💦←他のオーケストラが金管失敗したら割とボロクソ言うくせにボリ管には甘いわたしです😁
でもそれ以外はよかったです!
ガンガン吹いて叩いて、これぞボリ管のスパルタクス!!
ロヂキンのスパルタクスは、ちょっと迫力不足に感じました。
私は本来小柄(というほどロヂキンは小柄でもないですが、比較的という意味で)なスパルタクスも好きなんです。
往年のムハメドフのような屈強なダンサーがやるのも「とびぬけた特別なリーダーが剣闘士たちを導く!」という感じがあってもちろん好きなのですが、標準的なダンサー体型のスパルタクスだと「仲間から出てきたリーダーと共に進んでいく」という感じがあって、後半で仲間との軋轢に悩むシーンなども説得力があって好きなのです。
なのですが今回は、どちらの場合も必要と思われる、スパルタクスとして場を支配する迫力が少し物足りなかったです。
コール・ド・バレエがものすごい見せ場を作る、そのあとパッと出てきたスパルタクスは一人でそれ以上のものを見せなくてはならない、そういうときに物足りなさを感じました。
目立ったミスがあるわけでもないし、綺麗な踊りでモノローグやフリーギアとのパ・ド・ドゥはとてもいいのですが……。
そういえば一幕のモノローグで一瞬鎖がおでこに巻き付いてしまい、手で取ったのがちょっと可愛かったです😁
ザハロワのエギナはもう本当に素晴らしくて……もうどこも完璧なので最高としか言いようがありません!
スパルタクス全幕でザハロワのエギナが見られるなんて、私にとっては最初で最後かもしれないですし、本当に幸せでした。
完璧すぎて、完璧でしたで終わってしまい感想が短いです(笑)。
デニソワのフリーギア、すごく脚が強くて!
フリーギアは単体で印象的なシーンが少ない(もちろんあの超絶リフトをやらないといけないし、スパルタクスの葬送シーンではほぼ一人で成立させないといけないから大変だとは思いますが)のでコレ!という感想は書きにくいのですが、とても安定していたしよかったです。
アッピア街道で太鼓だけで羊飼いたちが群舞するシーン、ここは「これを見にスパルタクス公演に来た」と言えるほどの素晴らしい振付ですが、ちょっとそろわないというか水平になりきれていなくて残念でした。
(その後の公演では改善していました!)
でもコール・ド・バレエで気になったのはそこぐらいで、他の部分は素晴らしかったです。
大好きな最終決戦シーンも最高でした💖
カーテンコールの様子です。
せっかく撮影OKなのにうまく撮れていなくて誰が誰だかわかりませんが💦
いろいろ書きましたが、素晴らしい公演だったことには変わりありません💕
一番好きなバレエが観られて本当に幸せでした~!
(そして翌日も2回観るのですが😆)
他の日の公演の感想もよろしければ!
👇ツヴィルコのスパルタクスとスクヴォルツォフのクラッスス
👇ロブーヒンのスパルタクスとオフチャレンコのクラッスス
そして、アメリカも含めたスパルタクス鑑賞遍歴はこちらです😁
ここまで読んでくださってありがとうございます!
次回もどうぞよろしくお願いいたします😊
別売りのパンフレットもあります。
オーバーチュアのソー! ソソソッソッソー! ミー!が始まった瞬間からもう幸せで幸せで……スパルタクスを見られる幸せをかみしめながらの鑑賞でした!
開演後
そして予定通り開演!オーバーチュアのソー! ソソソッソッソー! ミー!が始まった瞬間からもう幸せで幸せで……スパルタクスを見られる幸せをかみしめながらの鑑賞でした!
なんだかあちこちで売ってませんか!?😁
私も好きです(笑)。
私も好きです(笑)。
美味しかったです〜伊達に3ポンドもしてない!😆
2回目の休憩時間には2階に上がってみました。
幕間にお酒や軽食が取れる劇場は多いですが、ここはこんなに豪華!
なおこちらではボリショイ・バレエ公演のグッズ販売もしていて、Tシャツやバッグなど、ほぼ日本公演でもおなじみの形式のお土産を売っていました😆
私も2点ほど購入しました😁
公演の感想
ボリショイ・イン・シネマで妖艶なエギナを演じたザハロワ、びっくりするぐらい美しいロヂキン、ボリショイを背負って立つスターになるであろうベリャコフとものすごい豪華メンバー!
幕が開いて、ベリャコフのクラッススのカッコいいこと!💖
容姿ももちろんですが、往年の名クラッススであるアレクサンドル・ヴェトロフが指導しているだけあって、踊っていると本当にヴェトロフが見えるようでした……!😊
とはいえ一幕はちょっと固かったかなという感じもしました。
空中で反ってCの字になる振付などが固くて、最近はこういう風に踊るのかな?とちょっと思いましたが、後半では思いっきり反っていたので……。
そういえば一幕はちょっとテンポ遅めでした。
バレエは基本的にテンポが遅い方が踊るのが大変なので(例えば脚を上げている時間が増えるわけですので)、ただでさえスパルタクスって踊るのしんどいと思うのに大変だなあと思いました💦
ちなみにオーケストラはトランペットが失敗気味でした💦
ボリショイ劇場管弦楽団、そんなに金管失敗しないのに珍しいですね💦←他のオーケストラが金管失敗したら割とボロクソ言うくせにボリ管には甘いわたしです😁
でもそれ以外はよかったです!
ガンガン吹いて叩いて、これぞボリ管のスパルタクス!!
ロヂキンのスパルタクスは、ちょっと迫力不足に感じました。
私は本来小柄(というほどロヂキンは小柄でもないですが、比較的という意味で)なスパルタクスも好きなんです。
往年のムハメドフのような屈強なダンサーがやるのも「とびぬけた特別なリーダーが剣闘士たちを導く!」という感じがあってもちろん好きなのですが、標準的なダンサー体型のスパルタクスだと「仲間から出てきたリーダーと共に進んでいく」という感じがあって、後半で仲間との軋轢に悩むシーンなども説得力があって好きなのです。
なのですが今回は、どちらの場合も必要と思われる、スパルタクスとして場を支配する迫力が少し物足りなかったです。
コール・ド・バレエがものすごい見せ場を作る、そのあとパッと出てきたスパルタクスは一人でそれ以上のものを見せなくてはならない、そういうときに物足りなさを感じました。
目立ったミスがあるわけでもないし、綺麗な踊りでモノローグやフリーギアとのパ・ド・ドゥはとてもいいのですが……。
そういえば一幕のモノローグで一瞬鎖がおでこに巻き付いてしまい、手で取ったのがちょっと可愛かったです😁
ザハロワのエギナはもう本当に素晴らしくて……もうどこも完璧なので最高としか言いようがありません!
スパルタクス全幕でザハロワのエギナが見られるなんて、私にとっては最初で最後かもしれないですし、本当に幸せでした。
完璧すぎて、完璧でしたで終わってしまい感想が短いです(笑)。
デニソワのフリーギア、すごく脚が強くて!
フリーギアは単体で印象的なシーンが少ない(もちろんあの超絶リフトをやらないといけないし、スパルタクスの葬送シーンではほぼ一人で成立させないといけないから大変だとは思いますが)のでコレ!という感想は書きにくいのですが、とても安定していたしよかったです。
アッピア街道で太鼓だけで羊飼いたちが群舞するシーン、ここは「これを見にスパルタクス公演に来た」と言えるほどの素晴らしい振付ですが、ちょっとそろわないというか水平になりきれていなくて残念でした。
(その後の公演では改善していました!)
でもコール・ド・バレエで気になったのはそこぐらいで、他の部分は素晴らしかったです。
大好きな最終決戦シーンも最高でした💖
カーテンコールの様子です。
せっかく撮影OKなのにうまく撮れていなくて誰が誰だかわかりませんが💦
いろいろ書きましたが、素晴らしい公演だったことには変わりありません💕
一番好きなバレエが観られて本当に幸せでした~!
(そして翌日も2回観るのですが😆)
他の日の公演の感想もよろしければ!
👇ツヴィルコのスパルタクスとスクヴォルツォフのクラッスス
👇ロブーヒンのスパルタクスとオフチャレンコのクラッスス
そして、アメリカも含めたスパルタクス鑑賞遍歴はこちらです😁
概要
- 【公演名】ボリショイ・バレエ スパルタクス Bolshoi Ballet Spartacus (作曲:アラム・ハチャトゥリアン 振付:ユーリー・グリゴローヴィチ)
- 【観劇日】2019年8月9日(金)
- 【開演時間】19:30開演(19:00開場)、22:35終演(一幕40分、休憩25分、二幕40分、休憩25分、三幕44分)
- 【会場】ロイヤル・オペラ・ハウス(イギリス ロンドン コヴェント・ガーデン)
- 【座席・チケット料金】Orchestra Stalls T15・T16 1枚£155.00- (公式サイトで事前購入)
出演者
- スパルタクス(剣闘士のリーダー) - デニス・ロヂキン
- クラッスス(ローマ軍のリーダー) - アルチョミィ・ベリャコフ
- フリーギア(スパルタクスの恋人) - アナスタシア・デニソワ
- エギナ(クラッススの愛妾) - スヴェトラーナ・ザハロワ
- 剣闘士 - ドミトリー・ドロホフ
- 3人の羊飼い - ミハイル・コーチャン、ゲオルギー・グセフ、アレクセイ・プティンツェフ
指揮 - パーヴェル・ソローキン
ここまで読んでくださってありがとうございます!
次回もどうぞよろしくお願いいたします😊